結婚式をする割合は現在何割?ナシ婚急増の真相と後悔しない新基準
婚姻届を役所に提出しても、ホテルや専門式場で大規模な披露宴を行わないカップルが一般的な選択肢として定着しました。SNSや知人の結婚報告でも「入籍のみ済ませました」「家族だけで食事会をしました」という報告を目にする機会は日常茶飯事です。
物価高やライフスタイルの多様化が進む2026年現在、実際に結婚式を行うカップルの割合はどの程度なのでしょうか。本稿では、大手ブライダル総研の最新公表データや現場関係者への取材をもとに、ナシ婚急増の決定的な背景、年代別の実施傾向、そして「挙げなかった人たちの後悔の真相」まで客観的事実に基づいて徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:最新データにおける結婚式(挙式・披露宴)の実施率は約50%前後であり、入籍のみの「ナシ婚」派と完全に二分化している。
- 要点2:挙げない最大の理由は費用の負担だけでなく、「形式的な儀礼への違和感」や「人間関係のスリム化」という心理的変化にある。
- 要点3:フォトウェディングや少人数家族婚が主流化し、「他人のための結婚式」から「自分たちの納得感を重視するスタイル」への構造転換が進んでいる。
【2026年最新データ】結婚式をする割合はどのくらい?ナシ婚急増の現実
リクルート ブライダル総研や「ゼクシィ結婚トレンド調査」などの最新データおよび厚生労働省の人口動態統計を総合分析すると、婚姻届を提出したカップルのうち、挙式および披露宴・ウエディングパーティを実施した割合は約48%〜52%で推移しています。つまり、現在の日本において「結婚式をするカップル」と「しないカップル」はほぼ同数という状況です。
かつて昭和から平成初期にかけては8割以上のカップルが何らかの儀式を行うのが通例でした。しかし、いわゆる「ナシ婚の割合」は年々増加を続け、今や約5割に迫る勢いを見せています。ここには単なる挙式離れにとどまらず、入籍のみのカップル割合の定着や、写真撮影だけで済ませるフォトウェディングへの移行が色濃く反映されています。
取材に応じたブライダル業界関係者は、「以前のように『結婚=大規模な披露宴』という固定観念を持つ新郎新婦は少数派になりました。儀式そのものを否定しているのではなく、何にお金と時間を使うべきかを極めてシビアに見極めるカップルが増加しています」と現場の実感を語ります。

【年代別・スタイル別】結婚式実施率の比較と費用のリアル
年代別の結婚式をする割合を見ると、年齢層やライフステージによって明確な傾向の違いが浮き彫りになります。20代前半では新生活の立ち上げ費用や授かり婚などの事情からナシ婚率がやや高く、実施率は45%前後にとどまります。一方で、経済的基盤が整い仕事関係の付き合いも安定する20代後半から30代前半にかけては最も実施率が高く、約55%〜60%が何らかの挙式・パーティを行っています。30代後半以降になると、再婚率の上昇や落ち着いた関係性を好む傾向から、再びナシ婚や少人数婚の比率が上昇します。
現在選ばれている主要なウェディングスタイルと、それぞれの費用相場・特徴を以下の比較表にまとめました。
| 挙式スタイル | 詳細・数値データ | 一般的な費用相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 一般披露宴(50〜70名) | 実施割合:全体の約25〜30% 招待客:友人・職場・親族 | 約320万〜380万円 (自己負担額:約100万〜150万円) | ゲストへの感謝と格式を重んじる層に根強い。1人あたりのおもてなし単価は上昇傾向。 |
| 少人数挙式・家族婚(30名未満) | 実施割合:全体の約20〜25% 招待客:両親・兄弟・近親者 | 約80万〜150万円 (自己負担額:約30万〜60万円) | 気兼ねなく会話や料理を楽しめるため、満足度・コスパともに最も高評価を得ている。 |
| フォトウェディング | 実施割合:全体の約25〜30% (ナシ婚層の約半数が選択) | 約15万〜35万円 (ロケーション撮影等は40万円前後) | 記念を残したい需要と予算抑制を両立する現代のスタンダード。親族同席型も拡大中。 |
| 完全ナシ婚(入籍のみ) | 実施割合:全体の約20〜25% 儀式・写真撮影なし | 0円 (新生活や旅行に資金集中) | 徹底した合理主義。ただし親族間の合意形成を怠ると後々の関係性にしこりを残すリスクあり。 |
結婚式の平均費用とご祝儀相場に目を向けると、一般的な披露宴の総額は平均300万円を超え、インフレやサービス価格の上昇に伴いゲスト1人あたりの単価は高止まりしています。友人・同僚からのご祝儀相場は依然として3万円が基準ですが、新郎新婦の持ち出し費用(自己負担額)は100万円以上になるケースが一般的です。この費用負担の大きさが、挙式スタイルを見直す決定打となっています。
結婚式を挙げない理由とは?金銭面だけでない「3つの心理的背景」
「なぜ結婚式をしないのか」という問いに対し、各種アンケート調査で上位に並ぶのは「費用が高すぎる」「新生活や住宅購入にお金を回したい」という金銭的理由です。しかし、現代のカップルの深層心理を探ると、経済的な問題だけではない3つの構造的な価値観の変化が見えてきます。
1. 「タイパ・コスパ」と将来不安に対する防衛意識
将来の経済的な不透明感や社会保険料の上昇などを背景に、若い世代の資産形成への意識は極めて高まっています。「わずか3時間のイベントに数百万円を使うなら、新居の頭金や新NISAでの運用、新婚旅行に充てたい」と考えるのは極めて合理的な判断です。無駄な支出を削り、実利を優先するライフプランニングが標準化しています。
2. 人間関係の厳選と「義理の招待」に対する抵抗感
職場関係の上司や同僚、疎遠な知人を招待する従来の「義理の付き合い」に対し、強い違和感を抱く人が激増しました。SNS社会で日常的に人とつながる現代人ほど、プライベートでは「本当に親しい人のみと深く関わりたい」という心理的バウンダリー(境界線)を引く傾向にあります。気を遣うだけの形式的な宴席を避けたいという本音がナシ婚を後押ししています。
3. 目立ちたくない・形式的なセレモニーへの気恥ずかしさ
主役としてスポットライトを浴びることや、人前でスピーチやキスを披露することに強い気恥ずかしさを感じるカップルも少なくありません。「自分たちが目立つためにお金を使うのが恥ずかしい」「派手な演出が性に合わない」といった内向的な自己評価やプライベート重視の姿勢が、挙式回避の大きな要因となっています。

【実態検証】披露宴なし派のネットの反応と「後悔した人・しなかった人」の境界線
インターネット上の掲示板(5ちゃんねる)やYahoo!知恵袋、X(旧Twitter)などを検証すると、披露宴なし派からは「何百万円も浮いて本当に気が楽だった」「準備のストレスで喧嘩することもなく平和に入籍できた」という肯定的な声が圧倒的多数を占めます。
しかし、一方で数年が経過した後に「結婚式をしなかった後悔」を吐露する声が一定数存在するのも事実です。ネット上で見られる生の声から、後悔しなかった人と後悔した人の決定的な境界線を抽出しました。
後悔しなかった人の共通点
- 目的意識が明確:浮いた資金の使い道(家づくりの頭金、海外旅行、留学など)に夫婦で100%納得していた。
- 代替案で満足感を得た:フォトウェディングでウェディングドレス姿をしっかり残し、両親には高級レストランでの食事会を開いた。
- 双方の親が完全に納得:事前に親の意向を確認し、丁寧な対話を通じて了承を得ていた。
後悔してしまった人の共通点
- 親・祖父母への心残り:「花嫁姿を親に見せてあげられなかった」「親が寂しそうにしていた」という情動的な負い目。
- 写真すら残さなかった:記念品や形に残る記録が一切なく、後から「ドレスの写真だけでも撮っておけばよかった」と悔やむケース。
- 一方の妥協:「本当は挙げたかったが、相手の強い反対で諦めた」というケースでは、夫婦関係の潜在的な亀裂につながりやすい。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「ナシ婚=お金がない」は本当か?
ネット上では時として「ナシ婚を選ぶのは貯金がないから」「お金がないカップルの言い訳」といった偏見や誤解が見受けられます。しかし、近年の実情は全く異なります。
2026年最新ブライダル業界動向の分析によると、世帯年収1,000万円を超える高所得者層であっても、あえて大規模な披露宴を行わず「フォトウェディング+オーダーメイド旅行」や「ミシュラン星付きレストランでの親族のみの会食」を選択するケースが目立っています。つまり、ナシ婚は「予算不足による妥協」ではなく、「自分たちの価値観に基づいた主体的な選択」へと完全にアップデートされています。
ブライダル市場もこの変化に適応し、短時間でコンパクトに完結するスマート挙式プランや、私服感覚で撮影できるロケーションフォトなど、多様な選択肢を提供することでナシ婚層のニーズを柔軟に取り込んでいます。

【プロの結論】後悔ゼロで選ぶための判断基準|向いている人・おすすめできない人
家族社会学の観点から言えば、結婚式とは本来「コミュニティへの所属確認」と「両親からの心理的自立(親離れ・子離れ)」を視覚化する通過儀礼です。形式そのものに縛られる必要はありませんが、儀礼が持つ本質的な機能(親への感謝と区切り)をどう果たすかが、将来の後悔を防ぐ決定打となります。
自分たちがどの選択肢を取るべきか、以下の明確な判断基準を参考にしてください。
結婚式(披露宴・少人数婚)が向いている人
- お世話になった友人や親族に直接会って、感謝を伝える場を設けたい人
- ウェディングドレスやタキシードを着て、一生の思い出として儀式を体感したい人
- 両親や親族が挙式を強く望んでおり、親孝行の一環として応えたい人
ナシ婚(フォト婚・食事会のみ)が向いている人
- まとまった資金を新生活の住まい、家具家電、投資、旅行へ最優先で充てたい人
- 職場や形式的な人間関係のしがらみを排除し、ストレスフリーで入籍を迎えたい人
- 注目を浴びる演出が苦手で、パートナーやごく近しい家族との静かな時間を愛する人
【結婚式をする割合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ナシ婚にする場合、両親への報告や挨拶はどのように進めるべきですか?
A1:事後報告ではなく、婚姻届を出す前の段階で「挙式は行わず、別の形で感謝を伝えたい」と誠意を持って相談することが鉄則です。挙式をしない代わりに、両家顔合わせの食事会を少し贅沢にセッティングしたり、フォトウェディングに両親を招待して一緒に記念撮影を行ったりすると、親世代の満足度も非常に高くなります。
Q2:フォトウェディングを選ぶ人の割合と費用の実態は?
A2:結婚式を実施しない層のうち、約半数がフォトウェディングを選択しています。スタジオ撮影であれば5万〜15万円程度、屋外ロケーション撮影や衣装のグレードアップを含めると20万〜40万円程度が一般的な相場です。挙式に比べて10分の1以下の費用で高品質な記念が残せるため、年々需要が高まっています。
Q3:入籍時はナシ婚にして、数年後に式を挙げることは可能ですか?
A3:十分に可能です。近年は「アニバーサリー婚」や「ファミリー婚」として、結婚3周年・5周年の節目や、子どもが生まれて落ち着いたタイミングで挙式を行うカップルが増加しています。最初から無理をせず、生活と気持ちに余裕ができた段階で改めてセレモニーを企画するのも賢い選択です。
まとめ:自分たちの価値観に合ったウェディングスタイルの選び方
結婚式をする割合が約5割となった現代において、挙式を行うことも、ナシ婚を選択することも、等しく尊重されるべき自由な選択肢となりました。かつてのような「挙げることが当たり前」という世間体や同調圧力は確実に過去のものとなっています。
最も重要なのは、周囲の常識や他人の目に振り回されることなく、「自分たちにとって何が一番大切か」を夫婦で徹底的に話し合うことです。資金の配分、親への感謝の示し方、記念の残し方に真摯に向き合って導き出した結論であれば、どんなスタイルを選んでも後悔することはありません。ふたりの新たな門出にふさわしい、納得のいく形を見つけ出してください。 (出典: 結婚式をする割合(Yahoo!ニュース))