結婚式を開く割合は今どれくらい?ナシ婚急増の真相と2026年最新データ
婚姻届を提出しても、かつてのように豪華な披露宴を開くカップルばかりではなくなりました。ブライダル業界の変革が進むなか、「ナシ婚(入籍のみ)」や「少人数婚」「フォトウェディング」など、結婚の祝い方は多様化の一途をたどっています。
かつて当たり前だった「結婚式を開く」という選択は、いまや数ある選択肢のひとつに過ぎません。2026年における最新の結婚式実施データをもとに、カップルたちが披露宴を行わない具体的な理由や世代ごとの価値観の差異、後悔しないための選び方を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:従来の挙式・披露宴を行うカップルの割合は約5割前後まで落ち着き、「ナシ婚(入籍のみ)」や「フォトウェディングのみ」の割合が全体の4割強を占める。
- 要点2:式を挙げない最大の理由は「300万円を超える高額な費用負担」と「儀礼的な形式への違和感」。年代別では20代前半のナシ婚率が際立って高い。
- 要点3:親世代との価値観の断絶から生じるトラブルを防ぐには、形式的な式典にこだわらず、食事会や写真アルバムの共有など「感謝を伝える代替手段」の設計が不可欠。
【2026年最新データ】いま結婚式を開く割合はどのくらい?挙式・披露宴の実態
ブライダル市場の調査機関や厚生労働省の婚姻統計、そしてリクルートによるゼクシィ 結婚トレンド調査の最新動向を総合すると、入籍したカップルのうち、いわゆる一般的な挙式・披露宴の両方を開催した割合は約48%〜52%と、およそ半数程度にとどまっています。
かつて平成初期には8割以上が当たり前のように行っていた披露宴ですが、ここ数年で構造が大きく変わりました。内訳を詳細に追うと、以下のような構成比が見えてきます。
- 挙式+披露宴・ウェディングパーティー実施:約50%
- 挙式のみ(披露宴なし):約6%〜8%
- フォトウェディングのみ:約15%〜18%
- ナシ婚(入籍のみ・特別なイベントなし):約25%〜28%
純粋な入籍のみの割合とフォトウェディングのみを選んだ層を合算すると、結婚式実施率 2026年最新データにおいて「披露宴を伴うイベントを行わなかった層(広義のナシ婚層)」は全体の約4割を超えています。特に注目すべきは、フォトウェディングの実施率が定着し、写真を記念に残すこと自体がひとつの独立したセレモニーとして確立された点です。

なぜ披露宴を行わないのか?「ナシ婚」を選ぶ決定的な理由まとめ
結婚式を開かない選択をしたカップルたちに取材やアンケート調査を行うと、単なる「めんどくさい」という一言では片付けられない、極めて現実的で合理的な背景が浮かび上がってきます。主な理由は大きく4つに集約されます。
第1の要因は、やはり経済的な負担の重さです。物価高や実質賃金の伸び悩みが続くなか、数百万円規模の支出に対する慎重姿勢は一段と強まっています。ご祝儀で一部を回収できるとはいえ、事前の持ち出し資金や見積もりからの大幅な値上がりリスクを嫌気する声は根強いものがあります。
第2の要因は、「お披露目文化」への心理的抵抗感です。「主役になって人前に立つのが恥ずかしい」「職場の同僚や上司を呼んで気を使うような人間関係の義理立てに疲弊したくない」という若年層の本音が目立ちます。プライベートとオフィシャルの境界線を明確に分ける意識が定着した結果といえます。
第3の要因は、資金使途の優先順位の変化です。挙式に300万円を投じるのであれば、新居の購入資金、家具家電の充実、将来の子育て費用、あるいは長期の新婚旅行に資金を充てたいと考えるリアリストが増加しました。
第4の要因として、タイパ(タイムパフォーマンス)と精神的コストの削減が挙げられます。結婚式の準備には半年から1年近くかかり、ペーパーアイテムの作成や席次決めなど、膨大なタスクが発生します。共働きが標準となった現代のカップルにとって、休日を削って行う準備期間のストレスは想像以上に重いハードルとなっています。
【データ比較】挙式スタイル別の費用相場と招待人数の最新トレンド
結婚式を開くか否かを判断するうえで、最も重要となるのがスタイルごとの費用と規模感の把握です。現在主流となっている各スタイルの実態を一覧で比較します。
| 挙式スタイル | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 一般挙式・披露宴 | 招待人数:平均45〜55人 実施割合:約50% | 結婚式 費用 平均:約320万〜360万円 | 招待人数は過去10年で減少傾向。親しい友人と親族に絞るコンパクト化が進行。 |
| 家族婚・少人数婚 | 招待人数:10〜20人前後 挙式+食事会形式 | 家族婚 費用相場:約80万〜150万円 | 気兼ねなく美味しい料理を楽しめるため、満足度とコストのバランスが最も優れる。 |
| 挙式のみ | 挙式のみ 割合:約6〜8% 所要時間:30分〜1時間 | 費用相場:約20万〜40万円 | セレモニーの誓いのみを重視したい層に根強い需要。準備の手間が極小で済む。 |
| フォトウェディング | フォトウェディング 実施率:約15〜18% スタジオ・ロケーション撮影 | 費用相場:約10万〜30万円 | ドレスや和装の思い出を美しく残せるため、「ナシ婚」の有力な代替案として完全定着。 |
| 入籍のみ(ナシ婚) | 実施割合:約25〜28% 婚姻届提出のみ | 費用相場:0円(手続き費用のみ) | 経済的合理性を極限まで追求した形。親族間での合意形成が成功の絶対条件。 |
かつては70人〜80人を招く大規模な披露宴が主流でしたが、直近の披露宴 招待人数 平均は約48人まで縮小しました。派手さを競う時代から、本当に心を通わせたい身近なゲストだけをもてなす時代へと完全にシフトしています。

年代別・世代間ギャップのリアル|結婚式を開かない割合と親の反応
結婚式を開く・開かないの判断には、年齢層ごとの傾向も色濃く反映されています。結婚式を開かない割合を年代別に見ると、明確な違いが存在します。
20代前半ではナシ婚やフォト婚のみを選ぶ割合が約45%に達し、全世代で最も高くなっています。貯蓄形成期であることや、SNSネイティブ世代特有の「形式ばった古い慣習への疑問」が反映された結果です。一方で20代後半から30代前半になると、資金的な余裕と社会的責任の意識から挙式実施率が約60%近くまで上昇します。しかし30代後半以降になると、再びナシ婚や少人数での家族婚が増加する二極化の傾向が見られます。
ここでしばしば衝突の原因となるのが、なし婚 親の反応です。昭和・平成のブライダル全盛期を過ごした親世代にとって、「結婚式=親が周囲に責任を果たしたことを示す通過儀礼」という認識が根深く残っています。
取材現場でも「式を挙げないと言ったら母親に泣かれた」「親族への世間体はどうするのかと父親に激怒された」という相談が絶えません。親子間の心理的バウンダリー(境界線)が曖昧な家庭ほど、子どもの結婚式を「親の晴れ舞台」と捉えてしまい、摩擦が激化しやすい傾向があります。
親世代を納得させるためには、単に「お金がもったいないからやらない」と突き放すのではなく、「その分のお金を今後の生活基盤作りに充てたい」「両家でゆっくり話せる特別な食事会を開きたい」といった前向きな代替案を提示することが解決への近道となります。
【実態検証】「結婚式を挙げない後悔」はあるのか?経験者の生の声
ナシ婚を選んだカップルの本音を掘り下げると、数年後に抱く感想には明確な明暗が分かれています。「結婚式を挙げない後悔」の実態を、現場のヒアリングやリアルな証言から検証します。
後悔していない層の意見として圧倒的に多いのは、「浮いた300万円で憧れの街にマンションを購入できた」「海外旅行を満喫し、家具家電に投資できたので生活の質が上がった」という現実的な満足感です。また、「準備のストレスでパートナーと喧嘩することもなく、円満に入籍期間を過ごせた」という精神的な平穏を評価する声も目立ちます。
一方で、後悔が残ったと答える層には共通するパターンがあります。
- 「花嫁姿を見せたかった」という親への心残り:親が亡くなった後や高齢になった際に、「一度だけでもウェディングドレス姿を見せてあげればよかった」と悔やむケース。
- 友人の結婚式に参列した際の寂しさ:周囲の感動的な挙式を目の当たりにして、「自分たちも一生に一度の記念としてやっておけばよかった」と羨ましさを感じる瞬間。
- 子どもからの素朴な質問:子どもが物心ついたときに「パパとママの結婚式の写真はどこ?」と聞かれ、見せる写真が一枚もないことに気まずさを覚えるケース。
これらの後悔の多くは、「披露宴」そのものをしなかったことではなく、「節目としての形や写真」を一切残さなかったことに起因しています。そのため、大掛かりな披露宴は行わなくとも、スタジオ撮影や家族だけの食事会を行っておくことが、将来の後悔を防ぐ防波堤になります。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
結婚式の有無をめぐっては、ネット掲示板やSNS上で極端な言説が飛び交いがちです。ここで代表的な2つの誤解を正しておきます。
誤解①:「結婚式を挙げないカップルは離婚率が高い」という言説の真相
過去の民間アンケートなどで「ナシ婚カップルのほうが離婚率が高い」というデータが一人歩きすることがあります。しかし、これは「式を挙げなかったから別れた」のではなく、授かり婚(できちゃった婚)や若年結婚、経済的困窮など、もともと離婚リスク因子を抱えていた層が結果的に式を挙げられなかったという交絡因子の影響が多分に含まれています。十分な話し合いのうえで計画的にナシ婚を選んだカップルにおいて、離婚率が跳ね上がるという学術的な因果関係は証明されていません。
誤解②:「ナシ婚=完全に何もしないこと」という思い込み
ナシ婚と聞くと「婚姻届を出して終わり」と捉えられがちですが、実際には「フォトウェディングでアルバムを作り、親にプレゼントした」「高級料亭で両家の顔合わせ食事会を豪華に開いた」など、何らかのパーソナルな儀式を行っているケースが主流です。「0か100か」ではなく、自分たちに必要な要素だけを抽出するカスタマイズが現代のスタンダードです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
結婚式を開くべきか、それとも開かない選択をすべきか迷った際は、以下の基準を照らし合わせてみてください。
▼結婚式(披露宴・家族婚)を開くのが向いているカップル
- お世話になった恩師、友人、親族へ直接感謝を伝える場を人生の節目に設けたい人
- ドレスや装飾、空間演出など、自己表現やイベントづくりに情熱を持てる人
- 親や親族からの期待が強く、周囲の承認を得ることが家族関係の円満につながる家庭環境の人
▼ナシ婚・フォト婚・食事会のみが向いているカップル
- 人前に立つことや形式的なマナーに強いストレスを感じる内向的な性格の人
- 結婚資金を住宅、投資、旅行、教育資金など別の実利に集中させたい人
- 仕事が多忙で、半年以上の準備期間に時間を割くことが難しい共働きカップル
- パートナーと「他人の目よりも2人の満足度」を最優先できる価値観を共有できている人
【結婚式 開く割合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:結婚式を開かない「ナシ婚」の割合は全体のどのくらいですか?
A1:挙式や披露宴を一切行わない「完全な入籍のみ」の割合は約25%〜28%です。ここに「フォトウェディングのみ」を選んだ層(約15%〜18%)を加えると、従来の披露宴を行わないカップルは全体の4割強に達します。
Q2:結婚式にかかる平均費用と、招待人数の平均はどのくらいですか?
A2:ゼクシィ等の最新調査によると、一般的な挙式・披露宴の総額費用平均は約320万〜360万円、招待人数の平均は約48人前後です。自己負担額(総額からご祝儀を差し引いた額)の相場はおよそ100万〜150万円程度となります。
Q3:親から「絶対に結婚式を挙げてほしい」と反対された場合、どう対処すべきですか?
A3:頭ごなしに拒否するのではなく、親が「なぜ挙げてほしいのか(親族への義理、晴れ姿が見たい等)」の理由を丁寧に聞き出すことが先決です。そのうえで、「招待客を家族のみに絞った少人数挙式(家族婚)」や「和装・ドレスでの前撮り写真の贈呈+食事会」など、費用と精神的負担を抑えた折衷案を提示するのが最も円満な解決策となります。
まとめ:多様化する結婚のカタチと後悔しないための選択
結婚式を開く割合が約半数となった現在、式を「挙げること」も「挙げないこと」も、どちらも尊重されるべき正当な選択肢となりました。同調圧力で無理に数百万円の借金をして式を挙げる必要もなければ、世間体を気にして諦める必要もありません。
大切なのは、パートナーと将来のライフプランについて徹底的に話し合い、2人にとって最も心地よい「門出の形」を納得して選ぶことです。豪華な披露宴、アットホームな家族婚、こだわりのフォトウェディング、あるいは静かな入籍のみ――どの道を選んだとしても、お互いを思いやり、支え合っていく誓いの重さに何ら変わりはありません。 (出典: 結婚式 開く割合(Yahoo!ニュース))