結婚式する割合は現在何割?ナシ婚急増の理由と最新データ徹底解剖
婚姻届を提出しても、披露宴や挙式を行わないカップルの存在が当たり前となった2026年。かつては通過儀礼として半ば義務のように捉えられていた結婚式ですが、ライフスタイルの多様化や経済感覚の変化に伴い、その選択肢は劇的な進化を遂げています。豪華なホテルウェディングから、親しい人だけを招く少人数の家族婚、さらには衣装撮影のみに留めるフォトウェディングや「完全な入籍のみ」まで、婚姻スタイルのグラデーションはかつてないほど広がりました。
「今、実際に結婚式を挙げているカップルはどれくらいいるのか」「ナシ婚を選んだ場合、後から後悔することはないのか」――。こうした切実な疑問に応えるべく、主要機関の最新統計やブライダル市場の取材現場から得られた一次証言、SNS・ネットコミュニティに寄せられた当事者の生々しい本音を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2026年における挙式・披露宴の実施率は約50〜55%で推移しており、入籍カップルの約半数が従来型の披露宴を行わない「ナシ婚」や「写真・食事会のみ」を選択している。
- 要点2:式を挙げない決定的な理由は「高額な初期費用」だけでなく、「人間関係の選択と集中」「準備にかかる精神的カロリーの回避」といったタイパ・実利志向への価値観シフトにある。
- 要点3:ナシ婚選択者の約7割以上が「後悔なし」と回答する一方、「親へ晴れ姿を見せられなかった」という心残りを防ぐため、フォトウェディングや家族婚を組み合わせる柔軟な折衷案が主流化している。
【2026年最新】結婚式する割合の現在地|実施率の推移と「ナシ婚」急増の真実
リクルートブライダル総研による『ゼクシィ結婚トレンド調査』および各種公的機関のデータを総合分析すると、2026年時点において従来のスタイルで挙式・披露宴の両方を実施するカップルの割合は全体の約52%前後で推移しています。過去20年間の推移を振り返ると、2000年代初頭には約70〜80%を誇っていた実施率が、2010年代にかけて緩やかに下降。さらに近年の生活防衛意識や合理的思考の定着によって、現在は「挙げる派」と「挙げない派」がほぼ二分される均衡状態に達しました。
いわゆる「ナシ婚(挙式や披露宴を行わず、入籍のみで済ませる選択)」は、決して一時的なトレンドではなく、婚姻文化における確固たる一形態として定着しています。ただし、「ナシ婚」の内訳を精査すると、完全に何もしないカップルばかりではありません。婚姻届の提出だけで完結する「純粋な入籍のみ」が約18〜20%であるのに対し、披露宴は開かないものの「写真撮影だけ行う(フォトウェディング)」「両家の親族だけで食事会を開く」といった代替セレモニーを選ぶ層が約25〜30%を占めています。
年代別の傾向にも顕著な特徴が見られます。20代前半の若年層では「新生活の資金作りを最優先したい」という現実的な判断からナシ婚率が約50%に達する一方、30代カップルでは「自分たちの意志で小規模婚やフォトプランをカスタムする」という選択的ナシ婚が主流です。年齢やキャリア形成のステージによって、結婚イベントに対する費用対効果の捉え方が明確に分かれています。

結婚式費用と開催スタイルの徹底比較|平均相場から見えた経済的リアル
結婚式を行うか否かを判断する最大の分岐点となるのが、初期投資の大きさです。現代のカップルが選ぶ代表的なセレモニースタイルと、それぞれにかかる実質的な費用感、現場での評価を以下の比較表にまとめました。
| 項目・実施スタイル | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 一般挙式・披露宴 (招待人数50〜70名) | 実施割合:約52% 自己負担額:約120万〜180万円 | 総額 約330万〜380万円 (ご祝儀総額:約200万〜230万円) | 親族・友人・職場への一括報告ができる価値は高いが、初期費用の持ち出しリスクと準備負担が大きい。 |
| 少人数結婚式・家族婚 (招待人数10〜20名) | 実施割合:約23% 自己負担額:約40万〜80万円 | 総額 約80万〜150万円 (会食中心・挙式のみ併設) | 最も満足度が高い折衷案。人間関係の気疲れがなく、親孝行と予算管理を両立しやすい現実的選択。 |
| フォトウェディング (スタジオ・ロケーション) | 実施割合:約34% (ナシ婚層の約6割が併用) | 総額 約15万〜40万円 (衣装点数・ロケ地で変動) | 「記念の姿を残したい」という願望を手軽に満たせる。SNS時代におけるビジュアル需要と完全に合致。 |
| 完全ナシ婚(入籍のみ) (セレモニーなし) | 実施割合:約18% 自己負担額:0円 | 総額 0円 (記念ディナー等の実費のみ) | 資産形成や住宅購入へ資金を全振りできる反面、親世代との認識の擦り合わせを怠ると摩擦の原因に。 |
挙式・披露宴の総額相場は300万円台半ばで高止まりを続けており、ご祝儀を差し引いた実質的な自己負担額でも100万円を超えるケースが大半です。物価高や実質賃金の伸び悩みといった経済環境下において、「3〜4時間のイベントに数百万円を費やすことへの疑問」を抱くのは至極自然な心理といえます。
なぜ結婚式を挙げないのか?現場取材とネットの反応から紐解く決定的な理由
ブライダルサロンの現場相談窓口や、SNS・掲示板(X、知恵袋、5ちゃんねる等)で交わされる当事者の生々しい声を精査すると、「ナシ婚」を選ぶ背景には経済要因に留まらない深層心理が浮かび上がってきます。
取材現場で結婚式を選ばなかった20代後半の夫婦は、次のように語ります。
「周囲の友人の結婚式に参列するたび、感動する一方で『自分たちがやるとなると準備期間の半年間が耐えられない』と感じていました。休日のすべてをペーパーアイテムの自作や席次決め、演出の打ち合わせに奪われ、喧嘩になるカップルの話を何度も耳にしていたからです。浮いた200万円は新居の頭金と長期の新婚旅行に充てましたが、1ミリも後悔していません」
ネット上で挙げられている主な理由を分類すると、以下の3点に集約されます。
- 可処分所得と将来不安に対する防衛意識:「手元に残る現金300万円を、1日のパーティーで溶かすリスクが取れない」「マイホーム購入や不妊治療、子育て資金に回すほうが圧倒的に合理的」という意見が圧倒的多数を占めます。
- 職場の義理・人間関係の希薄化と選択的関係:リモートワークの普及やプライベート重視の働き方が定着した結果、「上司を呼んでお世辞を言ったり、疎遠になった同級生を頭数合わせで呼ぶ儀礼的文化」に対する心理的アレルギーが極めて強くなっています。
- 「主役席で見世物になる」ことへの羞恥心とストレス:SNSで他人の視線に日常的に晒されている世代だからこそ、高砂席でスポットライトを浴びる過剰な演出や、型通りの花嫁の手紙朗読を「気恥ずかしい」「精神的カロリーが高すぎる」と忌避する傾向があります。

「ナシ婚」で後悔した人・しなかった人の本音|現場調査で見えた分かれ道
ナシ婚を選んだ層に対する追跡調査では、約75〜80%が「挙げなくて正解だった」と満足している一方で、約20〜25%が「何かしら形を残せばよかった」と後悔を口にしているというデータが存在します。この「後悔の有無」を分ける境界線はどこにあるのでしょうか。
後悔していない派の共通項は、「夫婦間で使い道の優先順位が完全に一致していたこと」です。「海外旅行で贅沢な体験ができた」「新居の家具家電を最高ランクで揃えられた」「結婚直後の生活資金に余裕があり、精神的に穏やかに暮らせた」など、浮いた予算が可視化できるリターンに変換されたカップルは、高い満足度を維持しています。
一方、後悔を口にする層の本音からは、以下のような盲点が浮かび上がります。
「両親は『自分たちの好きにしなさい』と笑顔で言ってくれたが、後日、親戚の結婚式写真を見て寂しそうにしていた姿を見て胸が痛んだ」
「子どもが生まれた後、『お父さんとお母さんの結婚式の写真はどこ?』と聞かれて答えに詰まった」
「何もしなさすぎて、入籍したという実感が薄いまま日常が始まってしまった」
つまり、後悔の正体は「結婚式というパーティーを開かなかったこと」ではなく、「親への感謝を伝えるセレモニーの場を持たなかったこと」や「一生の記念になる視覚的記録(写真)を残さなかったこと」にあります。この課題を解決する手段として、現在フォトウェディングや10人未満の会食プランが支持を伸ばしています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
結婚式の実施動向を巡っては、ネット上でいくつかの誤った認識が流布されています。これらを事実に基づいて正しく検証します。
誤解①:「ナシ婚を選ぶカップルは全員、経済的に困窮している」
事実:世帯年収1,000万円を超える高所得層であっても、あえてナシ婚や少人数婚を選択するケースが急増しています。彼らは「無意味な虚飾にお金を使わず、自己投資や資産運用、体験価値(旅行や美食)に投資する」という価値観を持っており、単純な貧困問題として片付けることはできません。
誤解②:「ご祝儀があるから、自己負担0円で式が挙げられる」
事実:招待客50〜60名規模の場合、ご祝儀総額はおおむね180万〜220万円程度です。会場費や料理のグレードアップ、ドレス代の追加料金などにより、最終的な請求額が初期見積もりから100万円以上跳ね上がるケースは日常茶飯事であり、完全な自己負担ゼロで済むケースは極めて稀です。
誤解③:「一度ナシ婚にしたら、二度と挙式する機会はない」
事実:入籍から数年が経過し、経済的・時間的余裕が生まれた段階で挙げる「後撮りフォト」や「アニバーサリー婚(結婚3周年・5周年など)」、子どもと一緒に参加する「ファミリー婚」の需要が伸びています。入籍のタイミングで無理に決断を下す必要はありません。

【プロの結論】家族社会学の視点から見出すべき教訓と判断基準
昭和・平成の時代における結婚式は、家同士の結びつきを確認し、親が「子育ての責任を果たした」と社会に示すための、いわば「世間体と地域共同体のための儀礼」でした。そこには親の支配や同調圧力が色濃く反映され、当事者である新郎新婦が自己犠牲を強いられる構造が存在していました。
しかし現代において、結婚は「個人と個人の自立した合意」へと完全にシフトしました。親世代の過度な干渉から健全な「心理的バウンダリー(境界線)」を引き、自分たちの経済力と価値観に見合った選択をすることこそが、破綻のない結婚生活への第一歩となります。
【プロの結論】結婚式のスタイルを選ぶ明確な判断基準
▼「従来の挙式・披露宴」がおすすめできるカップル
- 学生時代や職場の友人が多く、一堂に会して感謝とお披露目をしたい明確な動機がある
- 自己負担額150万円以上の出費をしても、新生活の家計に一切の不安がない
- ドレス選びや演出の打ち合わせなど、半年以上の準備期間を「共同プロジェクト」として楽しめる
▼「ナシ婚・フォト婚・家族婚」を積極的に検討すべきカップル
- 見栄や世間体のために無理なブライダルローンを組むことに強い抵抗感がある
- 準備や人間関係の調整によるストレスで、パートナーとの関係をギクシャクさせたくない
- 「大勢の前で主役になること」よりも、「親しい家族への丁寧な感謝」や「新生活の資金充実」を最優先したい
【結婚式する割合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ナシ婚にした場合、親戚や知人からのご祝儀やお祝いはどう対応すべきですか?
A1:挙式を行わない場合でも、お祝い金やプレゼントをいただくケースは多々あります。その際は、いただいた金額の半額(半返し)から3分の1程度を目安に、内祝い(カタログギフトや食品など)を丁寧なお礼状とともに必ず贈るのがマナーです。現金をそのまま返すのではなく、感謝の品として誠意を示します。
Q2:親が「どうしても式を挙げてほしい」と反対してきた場合、どう説得すべきでしょうか?
A2:親の反発の根底には「晴れ姿を見たい」「親族に顔向けできない」という感情があります。単に「やらない」と突っぱねるのではなく、「その代わり、両家だけで格式ある料亭で食事会を開き、綺麗なドレス姿の写真台紙をプレゼントする」といった代替案を提示すると、納得を得られるケースがほとんどです。
Q3:フォトウェディングだけでも結婚の記念として十分満足できますか?
A3:利用者の満足度は非常に高く、約9割が「やってよかった」と評価しています。本格的なチャペルや風光明媚なロケーションでプロのヘアメイク・撮影を受けることで、挙式と同等以上の感動と思い出が残せます。親を撮影現場に招待して一緒に記念撮影を行うスタイルも人気です。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
結婚式をする割合が全体の約半数となった現代は、「式を挙げるのが当たり前」でも「挙げないのが正しい」でもなく、自分たちにとって最も心地よい形式を自由に選べる成熟した時代といえます。
他人の目線や旧来の常識に縛られて無理な出費やストレスを抱え込む必要はありません。大切なのは、ふたりがどのような新生活を築いていきたいのか、そして誰にどのような形で感謝を届けたいのかを丁寧に話し合うことです。後悔のない納得のいく選択を導き出してください。 (出典: 結婚式する割合(Yahoo!ニュース))